手形割引・裏書

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受取手形の裏書と割引の処理には「偶発債務」を用いる方法とそうでない方法とがある。

＜例題1＞
�@手持ちの約束手形500円を掛代金支払のため裏書譲渡した。
�A約束手形500円が決済された。

偶発債務の処理をしない場合。
�@
工事未払金500/
　　受取手形500
�A仕訳不要

評価勘定を用いる方法
�@
工事未払金500/
　　裏書手形500
�A
裏書手形500/
　　受取手形500

対照勘定を用いる方法
�@
工事未払金500
手形裏書義務見返500/
　受取手形500
　手形裏書義務500
�A
手形裏書義務500/
　手形裏書義務見返500

＜例題2＞
約束手形1000円を銀行で割引き、割引料50円を差し引かれ残りは当座預金とした。

偶発債務を用いない方法
当座預金950
支払利息割引料50/
　　受取手形1000

評価勘定
当座預金950
支払利息割引料50/
　　割引手形1000

対照勘定
当座預金950
支払利息割引料50
手形割引義務見返/
　　受取手形1000
手形割引義務1000

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